内尾太一研究室

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お知らせ

研究室の概要

内尾太一は、文化人類学を専門にしています。フィールドは日本とチリ・イースター島です。フィールドワークを通じて「尊厳とは何か」を追求することを、研究のモットーとしています。これまでは東日本大震災の復興過程のエスノグラフィや、チリにおける3.11の遠地津波の被害の実態調査、イースター島におけるツーリズム研究を行ってきました。また、大学では文化人類学のゼミの他、多文化共生論や人間の安全保障論、社会調査法などの授業も担当しています。

現在進行中のプロジェクト

  • 科研費若手研究(研究代表者)「尊厳の発現メカニズムの解明:東日本大震災の復興過程を通じて」(2020〜2022年度+延長1年)
  • 科研費基盤研究B(研究分担者)「東日本大震災の復興過程に関する公共人類学的研究-レジリエントな社会モデルの構築」(2020〜2022年度+延長1年)
  • りそなアジア・オセアニア財団研究助成(研究代表者)「現代イースター島社会におけるラパ・ヌイ文化の尊厳に関する民族誌的研究」(2022〜2023年度)

著書の紹介

内尾太一(2018)『復興と尊厳:震災後を生きる南三陸町の軌跡』東京大学出版会。
※博士学位論文「大規模自然災害と人間の安全保障:東日本大震災の公共人類学」を基にした単著。

東日本大震災の被災地を5年の長期にわたり深層から捉えた,比類なき復興過程の記録.被災直後の生活再建にはじまり,防災庁舎の保存問題や防潮堤の建設計画など町の将来像をめぐる住民の議論まで,変化する復興のステージを刻々と描くなかから「尊厳」という新たな視座を浮かび上がらせる.(東京大学出版会より)

関連ニュース

  • 『文化人類学』第86巻第2号(2021年9月)の書評論文で他2冊とともに取り上げて頂きました。(評者:木村周平先生、筑波大学)
  • 『UP』の第50巻第3号(2021年3月)に書評が掲載されました。(評者:牧原出先生、東京大学先端科学技術センター教授、行政学)
  • 『文化人類学』第85巻第1号(2020年6月)に書評が掲載されました。(評者:山﨑真帆氏、一橋大学)
  • 加藤泰史・小島毅編(2020)『尊厳と社会(下)』法政大学出版局、の読書案内コラムでご紹介頂きました。(評者:宇佐美公生先生、岩手大学教育学部教授。倫理学、哲学)
  • 『自治総研』の2020年2月号(第496号)に書評が掲載されました。(評者:飯島淳子先生、東北大学法学部教授)
  • 「図書新聞」の2019年3月23日号でご紹介頂きました。(評者:木村周平先生、筑波大学人文社会学系准教授)
  • 2019年3月20日に第3刷が発売されました。
  • 2019年3月10日の「日本農業新聞」でご紹介頂きました。
  • 2019年2月10日の「河北新報」でご紹介頂きました。
  • 2019年2月10日の「読売新聞」でご紹介頂きました。(評者:篠田英朗先生、国際政治学者・東京外国語大学教授)
  • 2019年2月9日の「朝日新聞」でご紹介頂きました。(評者:寺尾沙穂氏、音楽家・エッセイスト)
  • 「週刊読書人」の2019年2月1日号でご紹介頂きました。(評者:関礼子先生、立教大学教授・社会学)
  • 2019年1月22日の「山陽新聞」でご紹介頂きました。

※評者の方々のご所属は当時のものです。

訳書の紹介

マイケル・ローゼン(2021)『尊厳:その歴史と意味』内尾太一、峯陽一訳、岩波書店。
Dignity: Its History and Meaning, (Harvard University Press, 2012)の日本語訳。

「尊厳」は人権言説の中心にある哲学的な難問だ。概念分析の導入として西洋古典の歴史に分け入り、カント哲学やカトリック思想などの規範的な考察の中に、実際に尊厳が問われた独仏や米国の判決などの事実を招き入れる。なぜ捕虜を辱めてはいけないのか。なぜ死者を敬うのか。尊厳と義務をめぐる現代の啓蒙書が示す道とは。(岩波書店より)

関連ニュース

  • 『週刊エコノミスト』の2023年3月14日号「小川仁志の哲学でスッキリ問題解決」のコーナーでご紹介頂きました。
  • 『週刊エコノミスト』の2021年6月8日号でご紹介頂きました。(評者:将基面貴巳先生、ニュージーランド・オタゴ大学教授)
  • 2021年5月15日の「日本経済新聞」でご紹介頂きました。
  • 2021年5月9日の「読売新聞」でご紹介頂きました。(評者:苅部直先生、政治学者・東京大学教授)

※評者の方々のご所属は当時のものです。

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〒430-8533 浜松市中区中央2-1-1

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